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Aiトレンド・特集
次のトレンドはAiが決める!ECサイトとリアル店舗の双方で活躍するアパレル業界のAi
近年では洋服を含め、たくさんのモノであふれている時代です。人々は十分すぎるほどの服を持っているため、帝国バンクによると中小企業を含む国内のアパレル企業の半数は売り上げが前年を下回り、20%が赤字に陥っているとされています。しかし、たくさん服を持っているからと言って、もう必要ないと思っている人が多いとか、ファッションに興味がなくなってきているとか、そういうわけではもちろんないのです。アパレル業界の業績不振の原因は、服の流行を捕まえられなくなり、流行をつくれなくなったからに他なりません。そんな中、アパレル業界は今、Aiの活用に注目しています。Aiを活用して、次のトレンドを捕らえに行こうというのです。一体それはどのような方法なのでしょうか。そして、アパレル業界にAiを導入することにはどのような利点があるのでしょう。今回はそんな疑問について解説していきます。アパレル業界でAiはどのように活用されるのかアパレル業界でのAi活用は、リアル店舗での活用とECサイトでの活用の2パターンが考えられます。それぞれの活用法を別々に見ていきましょう。リアル店舗でのAi活用earth music&ecologyなどの若い世代の女性向けファッションブランドを展開しているストライプインターナショナルでは、2019年度の事業計画の目玉にAiのデータ分析強化による仕入高の大幅削減を掲げました。2018年に、同社主力ブランドのearth music&ecologyでAiによる在庫最適化の検証を実施したところ、値引き率が大幅に改善され、利益が2倍に跳ね上がったといいます。この結果を受けて、2019年度では全ブランドでAiによる需要予測や発注の最適化、値引きの最適化を実施し、仕入高のさらなる削減を目指しているということです。これにより、無駄な在庫を持たなくなることで、値引き率を抑制し、粗利の向上を見込むことができるようになります。更には、在庫管理にAiを活用することで、『何が売れている』『何が売れていない』というのがはっきりデータとして可視化されるようになりますので、お客の購買傾向などを分析しながらトレンドをつかむことも可能になるでしょう。ECサイトでのAi活用ECサイト内では、WEB接客やAiチャットボットの機能を搭載することで、顧客のサイト閲覧履歴や購入履歴をもと需要予測や顧客対応に生かすことができるようになります。それに加えて、衣料品の試着サービスやパーソナルスタイリングサービスなどの特色あるサービス群も取り揃えることで、顧客の利便性の向上や満足度の向上につながることも期待できるとされています。このように、リアル店舗で活用されるAiが蓄積したデータとECサイトで蓄積したデータをもとに、更に効果的な発注を行うことができたり、精密な需要予測を行うことができるようになるということです。Aiで利益率が10%上がる?続いては実際、Aiをアパレル業界に活用したところでどのような結果が得られるのかというところについて解説していきます。先ほどご紹介したAi活用方法においてもそうですが、Aiが分析とは、具体的にどんな分析をしているのかというと、主に下記の2点です。①時系列分析②画像認識分析①時系列分析まず、時系列分析とは、過去から現在に至るまでの流行の動きの法則を統計的に導き出すということです。その法則をAiが発見することで現状の分析とかけ合わせながら次に何が売れるかの分析ができます。というのも、感性には『法則性』があるからです。『この色の服を着たい』といったことや、『こんな形の服を着たい』という要望はいずれも感性から生まれます。しかし、こうした感性はきわめて複雑で、人間にはその感性の法則を理解することができません。しかし、Aiは、与えた情報を片っ端から処理して分析をしていきますので、Aiに与える情報が多ければ多いほど、プロのスタイリストやアパレル会社んおバイヤーでも見落としがちな法則を見つけることができます。例えば、『2年前に〇が流行り、昨年は◇が流行ったので、今年は△が流行る』と予測できるようになるということです。②画像認識分析もう一つ、画像認識についてです。画像認識とは今までの記事でも何度か触れたことがありましたが、いわゆるAiに意味のある画像を見せるとAiがその画像の意味を理解することができる能力のことをさします。これがどのようにアパレル業界で役立つかというところですが、例えば過去に流行したジャケットの写真と売れ残ったジャケットの写真を大量にAiに読み込ませることでAiはジャケット写真の時系列分析を行い、次流行るジャケットのデザインを予想することができます。そのうえで、デザイナーがAiの予想を参考にジャケットをデザインすれば流行を先取したジャケットを作ることができるといったプロセスが完成されます。これらの方法をアパレルの需要予測に用い、それが示すとおりに販売を行ったところ、驚くべきことに、あるアパレル企業では実際に的中率5%、利益率が10%も改善されたのです。今後のトレンド作りはAiが従来『人の力』で行う需要予測では過去に『ジャケットがよく売れた』という事実まではわかりましたが、それが『なぜ売れたのか』という理由は曖昧でした。デザイナーやクリエイターと呼ばれる人々が長年の経験と勧で次のトレンドを定義付けていたわけですが、それは人の感覚や予想の域を出ませんし、能力によってばらつきもあります。『当たる年』『当たらない年』も当然出てくるでしょう。ところがAiは『商品が売れている客観的な因果関係』を照明することができるのです。ここまでにご説明してきたリアル店舗でのデータ分析、ECサイトでのデータ分析、画像認識、時系列分析など、Aiを駆使することで今後はファッションの流行をAiが捕らえることができるようになるのではないでしょうか。すると、アパレル業界が今後大きく変化していくことは間違いありません。まとめこのようなアパレル業界におけるAiの活用は5年後10年後の話ではと思っている方も少なくないかもしれませんが、すでに『売れ筋』商品を先読みするための取り組みにAiを駆使したベンチャー企業が参入してきています。こうしたアパレルベンチャー企業をはじめ、アパレル業界が挑戦し始めているAi化は大量のデータを集めて顧客の感性を分析することにほかなりません。これまで感性は一個人特有のモノであってコンピューターでの分析は難しいものであると考えられてきましたが、ビッグデータとAiがあればコンピューターは感性に急接近することができるようになります。要するに、Aiが人間の感性をつかんでしまえばほぼ確実に流行を捕らえた売れる服を作ることができるということです。今後はAiを活用することでアパレル業界は大きく変化し、人々のファッションセンスもますます磨かれることにつながるのではないでしょうか。
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交通業界でのAi活用は自動運転だけじゃない!?乗客の『便利』はチャットボットが確保!
交通、鉄道業界などにおけるAiの活用ときくと、現在何かといろいろなところで取り上げられている『自動運転技術』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。確かに、自動運転技術が発展していくためにはAi技術が必須ではあるのですが、実は、交通業界におけるAiの活用は自動運転だけではありません。毎日多くの乗客が利用する交通業界は、常に安全であることはもちろんのこと、多くの人にとって使いやすく、親しみやすい移動手段である必要があります。そんな中、現在はJRなどにおいて、自動でお問い合わせに応答ができるAiチャットボットの活用が広がりを見せています。今回は、交通業界でのAiやチャットボットの活用事例について見ていきましょう。Aiチャットボットとは?そもそもチャットボットとは、チャット(会話)するロボットで、テキストや音声での会話を自動に行うプログラムのことを指します。Aiチャットボットは基本的に24時間365日対応が可能ですので、受付や担当がいない時間にも常時利用客の問い合わせに対応することができます。また、友人対応の際は、一度に対応できる人数も限りがありますが、Aiチャットボットであれば一度に複数の利用客の対応をすることが可能です。特に、交通業界では落とし物の対応や、乗り場の案内など、よくある質問を自動化することで人権コストの削減や業務効率化、また、利用客側も利便性が増し顧客満足度の向上にもつながるとされています。JRでのAiチャットボット活用事例この、チャットボットの活用は鉄道会社での活用が主に広がってきています。というのも、近場の移動には徒歩以外に自転車やバスなどが多用されますが、近年では遠出をする、特に同じ場所を何度も行き来する場合、公共交通機関の代表格として鉄道が使われることが多く、利用者が年々増加している為です。2018年度ではJRが95億5600万人、私鉄各社が157億1400万人、合計で252億6900万人が鉄道を利用しています。更に、2020年のオリンピックに向けて外国人観光客も増えることもあり、ますます利用者が増加することを見越して、こうしたカスタマーサービスの自動化が図られているということになります。ここからは、実際にJRで導入が開始されたAiチャットボットについて詳しく見ていきたいと思います。『えきねっと』にAi搭載で問い合わせも手続きも楽々JR東日本のインターネット予約サイト『えきねっと』は2019年2月、Q&Aサイトの『OKWAVE』を運営するオウケイウェイヴと連携し、えきねっとのサイト上にAiチャットボットを導入しました。チャットボットでは、文章等で利用客の質問を受け付け、回答データベースからAiが自動検索して質問内容に対応する回答文を表示します。例えば、チャットボット上で利用客が『割引チケットを教えて』と入力すると、『えきねっとトクだ値』へ促すリンクや、『往復割引乗車券』のリンクなどが表示されます。利用客はそこからチケット購入したり、料金を確認したりすることができるというわけです。これまで、窓口を探して駅員さんに聞いてからチケットを購入したり、ネットで買おうと思っても購入の仕方が分からず結局駅に出向いたという方もいらっしゃったのではないでしょうか。しかし、今後はネット上で質問から購入までを行うことができるようになっていますので、非常に便利です。『LINE』にAi搭載でいつでも運行状況を把握できるまた、LINEとJR東日本は2019年3月から、LINEを介して利用客に運行状況や、コインロッカーの空き状況などの情報を提供するサービスを開始しました。このサービスは、『JR東日本Chat Bot』のLINEアカウントを試験的に公開し、このアカウントを利用者が友達追加をすることで、JR東日本の路線の運行情報やコインロッカーの空き状況などを手軽かつタイムリーに見ることができるようになります。特にお子様連れのお母さん等は、運行状況がスマホで片手で確認することが出来たり、コインロッカーを探す手間がなくなったりするのはありがたいですよね。また、個人での情報把握だけではなく、グループトーク内で複数人と情報共有することも可能だということです。忘れ物の捜索や問い合わせもAiチャットボットで更に、JR西日本では『仕事が忙しくて電話が出来ないのでインターネット上から問い合わせたい』という利用者の声に応え、2018年の5月から、『お忘れ物チャットサービス』を展開しています。子供連れの方や、ついつい急いで降車した方など、一度や二度は車内に忘れ物をしたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。この『お忘れ物チャットサービス』は、JRお出かけネット内の『お忘れ物をしたら』のページから忘れ物の情報を入力することで、気軽に忘れ物の捜索を依頼することができます。ただし、このサービスはチャットボットで受付した内容をオペレーターに情報連携するため、捜索結果の回答や駅への連絡などは午前8時から午後10時の受付時間内のみとなるようです。Aiチャットボット活用で外国人観光客へのおもてなしJRだけでなく、私有鉄道においてもAiを活用したチャットボットのサービスが広がってきています。上記にご紹介したJRの事例は、主に日本人の利用者に対するサービスであるという印象でしたが、2020年の夏に開催予定の東京オリンピックに向けたインバウンド観光客に対するおもてなしに目を向けたのが『西武鉄道』です。それは、外国人観光客がパンフレットに記載されているQRコードを読み取り、スマートフォンから、チャット形式で問いかけると、AIが問い合わせに受け答えをしてくれるというサービスになります。チャットボットでは、無料で英語、韓国語に加えて中国語の繫体字・簡体字にも対応しており、周辺の施設や観光案内、飲食店の検索も可能です。また、簡単な質問にはAi、難しい質問は人間のオペレーターが回答するハイブリット型の運用となっています。ただ、本サービスは昨年1月から今年1月まで実証実験として西武新宿駅のみでの利用でしたが、西武鉄道は結果を踏まえて他の駅でもサービス導入を順次検討しているとのことです。まとめ今後利用者が更に増加していくのに対して、現状においても労働人口不足が叫ばれている中、Aiサービスの活用は決して利用客の利便性向上だけではありません。労働者の負担を軽減させるためにも、このようなサービスが活躍してきているのです。現段階で実証実験が行われている鉄道会社でも、将来的には様々な駅でAiやチャットボットによる問い合わせの自動化が進むことが予想されます。また、『観光立国』を目指す日本にとっては、外国人観光客へのおもてなしも急務です。こうした、Aiやチャットボットの活用により、さらに効率的かつシームレスなサービスが提供できるようになるでしょう。
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Aiトレンド・特集
Ai先進国中国でAiアナウンサーがデビュー!ますます身近になる世の中のAi化
Ai先進国ともいわれる中国ですが、過去20年間で排出されたAiに関する研究論文はなんと約13万4000本にのぼるといいます。そんな中国が、中国のニュース番組において2018年、Aiアナウンサーをデビューさせました。それに続いて、日本でも実際にAiアナウンサーの採用が各テレビ局で始まってきています。このように普段の私たちの生活の中にもAiが浸透してくることで、ますます世の中のAi化を身近に感じられるようになってきました。特に情報化が進む現代において、世の中の現状を伝えるテレビやラジオなどのニュースは生活の中で重要な存在といえるでしょう。それがAiによってアナウンスされることは、生活にどのようなメリットをもたらすのでしょうか?そして、Ai技術はアナウンサーをどのように進化させていくのでしょうか。中国メディアで登場したAiアナウンサーとはhttps://www.youtube.com/watch?v=8DqSzQcjWtE2018年11月、中国国営放送の新華社がIT企業と共同で開発したという、男性AIアナウンサーを公開して話題となりました。この男性Aiアナウンサーは2018年11月のリリース以降、すでに3400件の報道、時間に換算すると合計1万分のニュースを報じる実績を積んでいるといいます。2019年3月には同社がさらに、実在するジャーナリストをもでるにした女性Aiアナウンサーを公開し、中国メディアではすでにAiアナウンサーが活躍をしています。これらのAiアナウンサーは、実際のアナウンサーの映像から声、唇の形、表情などを抽出し、ディープラーニング(深層学習)技術を用いて再現されました。人間がテキスト記事を入力すると、AIアナウンサーは人の声や口の形を真似てニュースを伝えるという仕組みで、その姿はほぼ生身の人間と見分けがつかないほどと評価されています。 日本のAiアナウンサー事情一方、日本においてもAiアナウンサーの採用が各局で広がってきています。ディープラーニングを活用した『荒木ゆい』荒木ゆいはソニービジネスソリューションが2018年12月に提供を発表したAIアナウンサーです。このAiアナウンサーは約10万件の実際にアナウンサーが読んでいるニュース音声を、ディープラーニングの技術を活用して様々なニュースのシーンにおけるより人に近い自然な発音、アクセントやイントネーションを習得し、自動で原稿を読み上げることができるようになりました。ズームインをはじめとした各テレビ番組や、YouTubeのホリエモンチャンネルなど活躍の幅を広げていて、私たちの身近なところで活用が進んでいます。NHKのAiアナウンサー『ニュースのヨミ子さん』ニュースのヨミ子さんは、NHKが開発しているSDCGアナウンサーです。平昌オリンピックでも実際に活用された『ロボット実況』の技術、ニュースの読み上げ向けに改良して開発したものです。このAiアナウンサーは実際のNHKの番組『ニュース シブ5時』のコーナーや『気になるニュースランキング』に出演しています。更にGoogle アシスタントやAmazonのEcho端末に呼びかけるとヨミ子に繋げることができ、聞きたいジャンルを選んでヨミ子さんにニュースを選んで貰うことができます。 Aiがアナウンサーをどう変えるのかこのように、Aiアナウンサーが様々なところで活躍を見せているわけですが、そもそもこのAiアナウンサーを活用することにはどのようなメリットがあるのか気になるところです。ここからは、Aiアナウンサーのメリットと、Aiアナウンサーが今後どのように進化していくのかというところに触れていきたいと思います。AiアナウンサーのメリットAI アナウンサーには、人間にアナウンサーに比べて様々なメリットがあります。例えば、実際の人間が働くことのできる時間が8時間ほどであるとすれば、Aiアナウンサーは24時間疲れ知らずでアナウンサーの仕事をこなすことができます。そうすることで、突発的な自然災害時の報道、イベント時の繰り返し放送される場内アナウンスなどもAiアナウンサーを活用することで、人間の労働時間を削減することが可能です。更に、日本語だけでなくAiアナウンサーは外国語を学習することで、日本語のアナウンスのみならず多言語に対応したアナウンスで情報を発信することができるようになります。これにより、外国人が日本に観光などで訪れている際でも、各地の情報を迅速に得ることができるようになるわけです。また、Aiは淡々とした繰り返しの作業を得意とします。ですので、同じ情報を繰り返し放送したい場合や、一定の時間に同じニュースを毎日流したいという場合にもAiアナウンサーは活躍するでしょう。 AiアナウンサーのこれからAIアナウンサーの読み上げの精度は、かなり実用に耐えうる精度になりました。ただ、現在日本で活躍しているAiアナウンサーのほとんどは、中国のAiアナウンサーよりもまだバーチャル感が強いイメージです。今後は中国のAiアナウンサーのように生身の人間のような身振り手振りで情緒を交えたAiアナウンサーが増えてくることでしょう。また、画像生成によってアナウンサーのデザイン自体から作りだしたり、自然言語処理と組み合わせたリアルタイムでのコミュニケ―ションを可能にしたりなど、他のAI技術と組み合わせた進化にも期待です。 まとめ常にリアルタイムで情報が更新されていく現代、それに人間が追いついていくのはもう、もはや難しい時代であるのかもしれません。そんな時にAiアナウンサーが24時間365日、新しい情報を絶え間なく届けてくれるとすれば、私たちの生活において情報不足で困るということが少なくなる可能性もあります。また、特に深夜帯のニュース番組においては24時間出演が可能なAIアナウンサーがいれば深夜に労働をしなければならない人員の代わりができ、さらに視聴者は24時間のニュースの視聴が可能になります。いずれはAiアナウンサーだけでなく、AIが番組の進行など全ての工程を担当してくれる時代が来るかもしれません。
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Aiで変わる調理と栄養管理の考え方
突然ですが、自炊をしている一人暮らしの方、主婦のお母さん、献立を考えるのがとても面倒でたまらないとか、誰かが作ってくれたら楽なのにと思ったことはありませんか?健康管理や、栄養バランスを考えながら毎日料理をするのは大変です。しかし、近年ではAiを活用したサービスで栄養バランスの整った食事を提案してくれるアプリがあったり、調理器具、家具があるのをご存知でしたでしょうか?更には、自動で料理をしてくれるAiシェフも開発されてきています。今回は、Aiが調理を提案するということはどういうことなのか、そして、このことにより私たちの生活はどのように変化する可能性があるのかということについて言及していきたいと思います。身近な献立Aiについて共働きのご家庭も多い中、毎日献立を立てたり、それに合わせた食材を買ったりするのは大変な事です。そんな方の救世主ともなるアプリとして、下記のようなAi献立アプリがあります。ミーニューこれは、ユーザーの好みをAiで分析して一週間分の献立を立ててくれるアプリです。ユーザーの好みに加えて、アプリが提案したメニューを却下されたものも、次回以降の献立提案に役立てるため使えば使うほど、アプリ上にそのユーザーだけのデータがたまっていくため、献立が洗練されていくという仕組みになっています。また、献立をたてると同時に、調理に必要な食材の提案もしてくれるため、買い物も断然楽になります。AJINOMOTO PARKAJINOMOTO PARKは、味の素が提供するAiを活用した献立アプリです。上記のミーニューと同様のサービス内容に加えて、作業効率や、彩りも同時に考慮した献立を提案します。AJINOMOTO PARKは、献立提案だけでなく、メタボや血圧、減塩などの気になる健康テーマの基本知識や、さまざまな食情報を届けるマガジンなど、その他のコンテンツも充実しています。AIによるこれからの栄養管理では、そもそも食事について困っていることといえばどのようなことがあるでしょうか。主には『食材の栄養がわからない』『栄養がわかっても調理方法が思い浮かばない』『食生活のコントロールが難しい』というような問題点が挙げられます。しかし、その食事の中で一日の栄養バランスを意識して食事をするとなると、途端に難しく感じてしまうのが現状です。献立を立てる際のAiの活用法献立を立てる際、彩りを良くすると、緑黄色野菜がバランスよく取れて、栄養バランスも整うといわれています。しかし、どのように調理に組み込んだら良いのか分からなくなりませんか?そこで、先ほどのアプリをはじめとしたAIによる栄養管理で、栄養バランスの整った献立を立てることができるようになります。また、現在では実際に、冷蔵庫などがIoT化されてきていることもあり、冷蔵庫の中身からAiが献立を立てることが可能です。その中から栄養バランスの整った献立を提案してくれる調理器具なども今後出てくるでしょう。また、一般家庭だけではなく、飲食店などにおいても食材の在庫の管理にAiを活用することで、発注しなければならない食材の把握をしたり、食べ物のロスをなくしたりすることにもつながります。食事の場面でのAi活用法外出先で栄養のことを考えて食べようと思っても食材がわからなければ選ぶことができません。そんな時に不足しがちな栄養素の食材を把握しておくことで、それを補える食材が使われている料理を選ぶことができます。また、Aiの画像認識技術を活用して、外食の際の料理をカメラでとるだけで瞬時にカロリーの計算をしてくれるといったことも可能です。Aiロボットによる自動調理上記にご紹介したものは、Aiが献立を提案し、調理はあくまでも人間であることが前提でした。しかし、近年では、料理を提案、調理、そして片付けまでを行ってくれるAiロボットの開発が進んでいます。それがイギリスのモーリー・ロボティクス社が2015年に動画を公開した世界初のAI料理ロボットです。動画の内容は家庭のキッチンに2本のアームが取り付けられ、そのアームがスパゲッティを茹で、ソースをつくり、盛り付け、最後は調理台を清掃するといったものです。これにより、人間が料理から解放されるだけでなく、Ai料理ロボットが提供する一流料理を楽しむことができます。なぜならAI料理ロボットはレシピをいくらでも暗記できるし、画像認識技術で一流シェフの動きを真似ることもできるからです。これは2015年に家庭用のAiロボットとして開発されたものの、高価であることから5年たったいまでも一般家庭への導入の例はありませんが、今後業務用としては活躍する未来が来るかもしれません。調理におけるAiの今後の可能性このように、調理においてもAiが活用されるようになることで、ますます人々の生活は便利になってきています。便利な中でもやはり、食事に関しては健康に気を付けたかったり栄養を気にしてしまったりするのが現状です。そこへ、家庭内においてもアプリの利用やAiを搭載した家具などを活用することで調理がより便利になってきます。また、Aiは一般家庭だけでなく、シェフなど飲食業界にも恩恵を与えるといわれています。今後、後継者問題などが起こってきた際、レシピをAi調理ロボットにおぼえこませて、Aiが調理から配膳、支払いから片付けまでをさせるということも可能になってくるのです。実際に中国の有名火鍋チェーン・HaiDiLao(海底撈)では、キッチンやホールにロボットが導入されています。そこでは、Aiシステムがキッチン、フロント、倉庫など店舗全体の効率化の役割を果たしているといい、人口の多い中国にとって、業務効率化の鍵を握るのはAiだという見方もあります。今後ますますAiが発達していく中で飲食業界や一般家庭の調理現場において、どのようなユースケースが増えてくるのか、楽しみです。まとめAi技術が発達してくることで、栄養管理が目に見えて出来るようになったり、それに合わせた調理が出来るようになったりします。これまで、忙しい毎日の中で料理は家にあるもので適当に作っていたという方や、コンビニに走っていたという方も、Aiを活用することで栄養管理への考え方が変わり、健康的な生活を送ることができるようになるかもしれません。Aiを活用することは、人間の生活が便利になるだけではなく、健康的に生きる手段ともいえます。
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Aiニュース
立命館大学で推進されているデジタルトランスフォーメンション【最先端の技術を身近に感じてもらえるキャンパス】
デジタルトランスフォーメーションDXというと、どこかIT業界のマーケティング用語に最近受け取られがちですが、このデジタルトランスフォーメーションDXで大学のキャンパスをデジタル化にむけて変革させようとしているところがあります。それは京都にある立命館大学です。2018年3月に三菱地所株式会社と戦略的DXパートナーシップ協定を締結しており、現在そのDX化にむけてので初期フェーズが進んでいるということで今回、大学の広報担当者に話を伺いました。わくわくするような・最先端技術を身近に感じられるキャンパス学校法人立命館は、学園のビジョンである「挑戦をもっと自由に」という政策目標の一つ『未来社会を描くキャンパス創造』というものを掲げています。その目標の実現の一つとして今回の学内のDX化があったようです。そしてそれはあらゆる人が幸せになる社会「誰一人取り残さない、人とロボットが共存する持続可能な社会」に向けた課題解決をパートナーとDXを推進していくとリリース文では書かれております。さらに、広報の方の話だとDX化を推進するもう一つの理由として、これから課題として深刻化してくる人不足の問題に対する解決策として考えているようです。実際に導入されているロボットたちは、いままで人で行ってきた作業を代替的に行ってくれるものであり、PCのプログラミングなどのバーチャルの世界ではなくフィジカルの世界で実際に動いてくれます。キャンパス内を動いている4つのロボットたち今立命館大学のキャンパス内では、4種類のロボットたちが動いてそれぞれの EffiBOT:運搬用ロボット EMIEW3:コミュニケーションロボット SQ-2:警備ロボット Whiz:清掃ロボットそれぞれのロボットたちパートナーシップ締結後の2か月後5月にキャンパス内にて実証実験が行われました。広いキャンパス内においてものを届けるという業務は、非常に大変な作業です。書類などの受け渡しのためにわざわざ人を雇うわけにもいきませんし、作業を中断してとどける時間ももったいなく感じてしまいます。そんなときに今回日本初上陸したデリバリーロボットMarbleは屋外だけでなライダーセンサーによって建物内の壁などの障害物の情報をキャッチし独自のマップを作成し指定された場所への荷物を配送することができるものになるそうです。さらに、ロボットに持たせているボックスの解除に関しても暗証番号設定をすることが可能となっており運搬物のセキュリティも万全なようです。立命館のデジタルトランスフォーメーションにむけたロードマップ立命館は、今回の学内におけるロボットの実証実験・試験的導入を行いこれから人とロボットとの協業検証や、コスト検証、キャンパスの仕様変更などをおしすすめていくようです。とくにキャンパス管理仕様変更というものは、今後ロボットが移動するキャンパスということになると段差のない環境という部分が求められるようであり、ロボットだけに変化をもとめるのではなく、物理的インフラも学内で整備してくことを推進しているようです。これから2019年下半期の部分にむけて学生とうの参画もすすめるということですが、学部を限定することなく広く公募しプロジェクト形式にてすすめていくということです。そして来年の2020以降は、ロボットを本格的に実用化していきロボット社会の研究を大学側が多方面からすすめていくようです。法律分野におけるロボットとの協業、心理学分野におけるロボットとの協業、倫理学や建築学分野からの協業と、多方面でのロボット研究が発達した先の未来を想像しただけでもわくわくしてきます。そしてこれらのロボットの研究をすることができる環境の学生たちはもっとわくわくしているのはないでしょうか。そしてDXを推進していくことで、立命館大学は新しいキャンパスモデルの創出をめざしています。ここからキャンパスモデルが構築されれば、日本全国における大学のDX化が加速されていくことになるのではないでしょうか。まとめこのように、DXはITマーケティングのフィールドだけでなく、さざまな分野においても課題解決の糸口となる改革であるといえます。ここにEMIEW3などの言語分析型のAiロボットだけでなく、MarbleのようなAiによる自動マップ生成機能を持ち合わせた自立稼働型のロボットが今後世の中のフィジカルな社会を変えていくことは間違いありません。立命館大学のリリースにもあったように、Society5.0はサイバー空間とフィジカル空間の融合、つまりビジネス用語でいえばOMO(Online Merges with Offline)でこれから多くの場所でAiをつかった課題解決方法が生まれ、日々の当たり前になっていくのではないでしょうか。狩猟社会のSociety1.0から始まり、人と協力しあう農耕社会Society2.0、ものづくりが盛んになっていた工業社会Society3.0、インターネットやスマホが普及してオンラインで人とがつながっている現在の情報社会Society4.0から、いよいよ新たなロボットと協業してくことができる未来社会Society5.0が、世の中のあたりまえになっていくのでしょう。
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Aiトレンド・特集
LINEはAiカンパニー2019年LINEカンファレンスからみるAiトレンド
LINEといえば、今やほとんどの人が使っているメッセンジャーアプリケーションの一つです。そのアプリケーションの運営会社であるLINE株式会社が事業計画を発表するLINEカンファレンスが先日行われました。発表の中には、そこまでLINEが進出してくのか!といった驚きや、これはLINEしかできないものといったAi技術を中心としたこれからの事業展開がありました。LINEユーザーとしては是非とも早期実現してもらいたいものから、競合としては心穏やかではない事業計画などをAiチョイスの視点からご紹介してまいります。テーマはLine on Line であり、Rationalizationつまりより個人向けサービスに展開していくというLINE事業における3つのキーワードLINEの事業において中心となる三つの柱ともなるキーワードが今回のカンファランスのはじめで発表されました。それが、Offline・Fintech・Aiです。カンファランス一発目に登壇したのは、今回世界で初めての役職についたCWOの慎 ジュンホ(シン ジュンホ)氏です。(ちなみにCWOとは、Cief WOW Officeの略となりますが、この方はLINEにとってのWOWに対して責任のある方のようです。LINEにとってWOWとは人々の生活・ライフスタイルにイノベーションを起こし感動を与えることとしています。つまりLIENすべてのサービスにおけるWOWの責任者を、シン ジュンホ氏が担っているようです。)OMOの概念から生み出していくLINEのサービスとはインターネット・スマートフォンが普及しEC事業なども日本全国広がりを見せている中、近年言われていることの一つとしてO2O(Online to Offline)というものがあります。これはオンラインからどのようにユーザー・ターゲットがオフラインにまで誘導するのかといったものになります。その代表例がWebサイトやアプリからのクーポンになります。このO2OにはWebやアプリといったオンラインにおけるプラットフォームを構築する高い費用が求められます。同様にユーザーにとっても、新規でのアプリをダウンロードしたり会員登録するなどの手間が生じます。このようなO2Oの壁を取り払う考え方がOMO(Online Marge with Offline)というものです。簡単にいうとオンラインでオフラインのものも簡潔してしまおうというもので、具体的にいうとペイメントなどのサービスにおいて支払う現場はオフライン、いわゆる実店舗だけれども支払いはオンライン上のLineペイで支払うといったものになります。このOMOを広げる事業をLEINは今回一つの事業軸としてとらえているようです。Line Mini app:ラインの中で簡単に作れるアプリO2Oの概念として、Offlineのユーザーに対してアプローチするために予約機能・紹介機能・ペイメントなどの機能がCMCで利用することができる。開発を知らない人たちでも簡単にアプリをつくることができる。SMBのオーナーが勝手に作れるサービスを提供している。今までのアプリではなく、LINEの中で簡単に利用できるアプリである。つまりLINEさえあれば簡単に登録利用することができる。さらに会員登録等もすべて対応が可能になる。登録ユーザーとのコミュニケーションもLINEの機能を利用してシームレスで利用できる。チャットで接客ができるようになる。オフラインとオンラインの境界線がなくなるイメージである。Ai戦略:複雑な事業を一つにしてシンプルするAi技術一つのサービスではなく、あらゆる様々な場面でサポートできる技術。5年後には2つに分かれる。インターネットの概念を準備した企業とそうでない企業とで分かれている。LINEはAiカンパニーであり、1000人以上でAi専門家で構成されている。日本最高峰レベルの技術DUET(デュエット)Aiと人でコラボしよりよい生活を目指すサービス日本のトップメッセンジャーアプリの会社として日本語に関しては世界レベル・世界最高峰レベルといっています。人手不足の問題があり、飲食店では予約機能を対応することで予約の見落としをなくすことができる。そしてコールセンターの対応なども行うことができる。カンファレンス動画はこちらLINEが目指す方向性からトレンドはどこに向かっているのかを考える日本最大のメッセージアプリの会社ということから日本のコミュニケーションにおける情報データを大量に活用できるLINE社ですが、今回発表があった中でも重要なポイントが三つ OMO LINE Score 音声学習この三つした。まずOMOに関してですが、すべてのアプリケーションやサービスにおいてはデジタルにおけるユーザ行動をリアルでも再現するというものです。ネット上でのレストランの予約が電話でもDUETがデジタルとしてリアルで対応してくれます。また開発段階中のLINEナビに関しても同様にネット上における交通情報を運転というリアルで利用しやすくしています。今までネットという環境をPCやスマホを通して理解・情報を獲得していたものがIoT技術の発達とAiの発達によってリアルの様々な場面で実現・再現可能になってきているという点です。今までネット・デジタルで表現していたサービスをリアルで表現するために今後どのような技術が必要になってくるのかを考えていく必要があるかとおもいます。続いてLINE Scoreに関してですが、利用ユーザーの信用度を数値化しているものです。全世界でこの数値化はされてきており日本が先進国の中で遅れているといっても過言ではありません。それは今までの日本が現金至上主義だったからです。この現金主義から日本政府におけるキャッシュレス事業がすすむなか、この国民信用度の数値化は今後ビジネスにおいて重要な指数となります。指数を利用してサービスを提供する側にまわるのか、それとも限定された領域や業界の中で別途スコア化を目指す方向性もありかもしれません。限定的な業界であれば、Ai技術を利用して人々の利用データの特徴化をはかりスコア化するのは簡単であるように思われます。最後に音声学習ですが、LINEのカンファレンスにて発表されたAi技術のほとんどが音声をトリガーにして希望している情報が取り出されるというものでした。Googleにおける音声認識や検索が盛んになっていることも一つの要因であるかと思いますが、今後Aiサービスや商品をIoTで開発するにはこの音声認識に関連した技術を利用するとよいかもしれません。