会社・サービス名「LINE」の記事一覧
-
Aiトレンド・特集
LINEがAiを活用した巨大言語モデルを開発!その真相に迫ってみた
Ai(人工知能)は、元々人間の脳をモデルにして作られたものであり、それゆえ人間には近い存在ではありますが、コミュニケーションに関しては機械的な印象が強くいまいちぎこちなさを感じるといった課題も残されています。しかし、今回LINE株式会社が発表した『日本語に特化した超巨大言語モデル』を利用することによって、人間並みに話せるAiが登場すると言われています。そのAiとは、いったいどのようなものなのか、そして、どこまで人間の言語に近づけるのか期待も高まります。そこで本記事では、LINE株式会社が2020年11月25日に発表した親会社の韓NEVERと共同開発する『日本語に特化した超巨大言語モデル』についてその真相に迫ってみたいと思います。Aiの超巨大言語モデル・LINEの取り組みとはLINEが取り組む超巨大言語モデルとは、膨大なデータから生成されたものをAiによってこれまでより自然な言語処理・言語表現を可能にしたものです。日本語に特化した超巨大言語モデル開発は、これが世界で始めての試みとなります。Aiの日本語水準が向上この取り組みが成功することで、将来的にはAiの日本語水準が向上するようになります。では、早速『日本語に特化した超巨大言語モデル』とはどのようなものなのか見ていきます。・高度な言語処理、言語表現従来の言語処理・言語表現は、プログラミング言語と違い曖昧さを含むため、コンピューターにとっては扱いにくい特性がありました。しかし、高度な言語処理・言語表現になると日常会話に近い自然な言語表現で、これまでに感じていたぎこちなさを解消します。具体的には、人間が表現する文章や会話のデータそのものを分析し、否定や肯定・関連情報の提示にとどまらず文脈にあったやり取りを成立させるものです。・膨大な言語データを学習日本語に特化した超巨大言語モデルを構築させることで、対話・翻訳・入力補完・文章生成・プログラミングなどを行うことが可能となります。膨大な言語は数にして、1750億以上のパラメータ(変数)と100億ページ以上にも上ります。これまでの言語モデル「特化型言語モデル」は、各ユースケース(Q&A等)に対して自然言語処理エンジニアが個別に学習する必要がありましたが、一方の「汎用言語モデル」は、OpeAiが開発した「GPT」やGoogleの「T5」が代表されます。これらは、新聞記事や百科事典・小説・コーティングなどの膨大な言語データを学習させたモデルを構築させ、そのうえでコンテスト設定をするために、ブロブの書き出しやプログラミングコードの一部である「Few-Shot learnin」などをAiに与えることで、それをもとに最もふさわしい言葉を選ぶようになり、より人間に近い言語が可能となるわけです。例えば、与えた言葉が「おはよう」に対してAiが膨大な言語データの中から「おはようございます」が最も適していると判断し返答します。現在、この超巨大言語モデルは世界でも英語のみが存在・商品化されています。今回のLINEの取り組みによって、日本語におけるAiの水準が格段に向上し日本語Aiの可能性も大きく広がると予想されています。では、次項ではAiのコミュニケーションの自動化で広がる活用法と、今後の可能性について言及して参ります。Aiのコミュニケーションの自動化で広がる活用法と今後の可能性日本語に特化した超巨大言語モデルが実用化されると、どのような活用法と今後の可能性が広がっていくのでしょう。LINEが現在展開しているサービスにあてながら見ていきます。・人間並みの言語能力でAiが省人化に繋げるLINEは、現在多くの方が利用しているメッセンジャーアプリ「LINE」で認知度を広げ、近年ではビジネス向けのサービスも多く提供しています。中でも、Aiテクロノジー「LINE CLOVE」のチャットボットは、金融やホテル・宿泊施設・小売業・飲食業といった幅広い分野で活用されており、主に窓口業務や各種手続き・少人数での業務遂行・人対人の対面業務の省人化に役立てられています。特に、このコロナ禍や以前から社会問題として上げられている「少子高齢化」の中では人手が足りない分、業務を効率化する手法の一つとして省人化を図る企業も多くあります。こうしたビジネス向けのサービスに日本語の超巨大言語モデルが加わることによって、さまざな企業においてもこれまで以上にビジネスチャンスが広がってくるのではと考えられます。・Ai日本語の今後の可能性今回発表した超巨大言語モデルは、新しい対話Aiの開発や検索サービスの品質向上その他「LINE CLOVE」をはじめとしたLINEのサービスへの活用を予定しており、外部企業への提供や共同開発も検討するようです。また、LINEは今後会議の議事録などを書き起こせる「CLOVE Note」や、飲食店などにおいてのAiによる電話対応などに、超巨大言語モデルによって進化したAiを活用していくのではと予想されます。これまでのAiは、機械的な部分がどうしても取り去ることができませんでしたが、人間のように話すAiが誕生することによって、これまで感じてきた言語のぎこちなさが解消されるとともに、今後Aiと人間の隔たりさえなくなってくる日がくるのかもしれませんね。まとめ本記事では、「LINEがAiを活用した巨大言語モデルを開発!その真相に迫ってみた」について言及して参りました。現段階では、開発に着手したとのことでこれからの展開が気になるところではありますが、土台となる超巨大言語モデルのインフラの整備を年内に実現としていること、さらには、「英語にて実現している精度に匹敵する、またはそれ以上の超巨大言語モデルを創出していく」と意気込みもあり、ますます期待が高まるところです。また、SNS上でも『日本の人工知能が米国・中国に追いつけるのか注目していきたい』など、LINEユーザーの期待も伺えますし、近いうちにAiとのコミュニケーションがまるで人と会話しているような自然な体験ができるのでは、と楽しみでもあります。Aiチョイスでは、Aiに関する様々な話題の記事を展開しております。気になる記事などありましたら、ぜひ参考にご覧ください。
-
Aiニュース
『災害大国』の日本にとってAiを活用することは防災、減災につながるのか?
日本は世界の中でも地震や津波、台風などの自然災害が起こりやすい『災害大国』と言われています。こうした自然災害と向き合っていく中で防災を含めた自然災害対策は重要な課題となっているわけですが、近年Aiの発達によって、従来は困難だった精密な被害予測や、効果的な救助活動が可能になりつつあります。Aiの活用で、自然災害による被害を減らすことができるとすれば、どのような活用方法があるのでしょうか。今回は、実際の活用事例と共に、今後の動向について言及していきます。自然災害におけるAiの活用方法と事例自然災害対策や防災分野におけるAiの活用方法としては、大きく下記の3つに分けられます。①【防災】自然災害の事前予測、または災害発生時の被害想定②【被災状況把握】災害発生時の情報収集、救助の計画などを支援③【多言語コミュニケーション】災害発生時のインバウンド観光客に向けた避難誘導などここからはそれぞれの分類別のAiの活用方法と事例を紹介していきます。・防災分野でのAiの活用国立研究開発産業技術総合研究所(産総研)では、日本電気株式会社(NEC)と共同で、Aiを活用した技術の開発や、様々な産業へのAiの活用における研究が進められています。中でも、現場において足りない情報をシミュレーションで補いつつ、Aiの能力を最大限に引き出す『シミュレーションとAiの融合技術』は、自然災害に有効的であるとされています。従来では、大規模な災害など過去のデータが多くないものの場合、ビッグデータを処理することは難しいとされていました。つまり、大規模な災害等は過去のデータが不十分なためにAiによる予測が難しかったということです。しかし、同研究では、観測したい現象だけを集中観測する技術の開発に成功したことで、Aiはより効果的な機械学習ができるようになりました。更に、シミュレーションとAiを融合させることにより、災害発生の時期や、規模が予測できるようになるため、事前の避難や効率的な避難準備作業が可能になります。特に、昨年2019年発生の台風19号では、水害や災害報道にとどまらず、北陸新幹線車両基地の水没による交通への影響や、文化財の水没など、社会への影響は多方面に拡大しました。このようなスーパー台風の発生は、地球温暖化の影響により、今後増えていくことが予想されています。しかしそのような際もAiやシミュレーションを活用し具体的な発生しうる大きさ、勢力の強さなどが予測できれば、洪水やインフラ対策などの防災対策も一層効率化されることが考えられます。・被災状況把握へのAiの活用防災の次に大切になるのは、実際に自然災害が起こってしまった際その状況を多くの人が正確に把握するための『被災状況把握のツール』です。特に従来でもテレビやスマホなどは、情報発信ツールとして活用されています。また、東日本大震災の際にはSNSが広く活用され、広域の被災状況の情報収集や共有に対してSNSの活用は有効的であることが認められました。しかし、これらは人手に依存しておりその情報の整備や統合において改善が求められている状況です。その点を解決するために、Aiの活用が始まっています。特に、ユニバーサルコミュニケーション研究所では、Aiを用いてTwitter上に投稿された災害関連情報をリアルタイムに分析し、都道府県、市町村単位でエリアを指定すると、指定エリア内の被災報告を瞬時に要約することができるシステムを試験公開しました。これにより、従来は人間がSNSを確認して情報確認や場所の特定をしていたものが、Aiによる分析が可能になることで各種支援や避難指示等を効果的に行うことができるようになります。更には、今後の災害時、救助ヘリ等の活動を妨げない範囲でAiカメラを搭載した小型のドローンを活用して被災地域の状況を、Ai画像解析によって判断することができるようになります。そうすることで、土砂崩れの危険性や、火災延焼の可能性の認識など、専門家でなければ判断がつかなかった判定も可能になり、より高度な被災状況の発信や分析が可能になるわけです。また、LINE株式会社では、多くの日本人が利用しているコミュニケーションアプリ「LINE」が災害発生時に有効活用できるよう、災害時に役立つ機能の充実に取り組んでいるそうです。テキストや音声などでコミュニケーションを図る『AIチャットボット』を自治体の問い合わせ窓口として導入し、よりスムーズな情報共有を実現するといいます。このようにSNS上に投稿された情報を把握したり、SNSでリアルタイムのやり取りを行うことで被災地のリアルな状況をAiが把握し、効果的な避難誘導や救助活動に役立てることが期待できます。・災害時の多言語コミュニケーションにおけるAiの活用このような自然災害時において、自治体が策定している避難計画はその地域の住民が対象であり、企業の従業員については企業が避難計画を策定しています。ですので、近年増えつつある外国人観光客の避難については現状策定がなされていないわけです。実際に、訪日数の多い、中国、韓国、台湾の訪日経験者へのNTTレゾナントのアンケートによると、『日本で被災した場合に最も困ること』として『日本語への通訳』という回答が多く見られました。更に、約9割の回答者が自国語に対応した防災アプリをインストールしておきたいと回答があったといいます。今夏には東京オリンピックを控えている日本ですが、その際に自然災害が起きる可能性が0であるとはもちろん言い切れません。観光地やスポーツの観戦施設などでAi技術を搭載した翻訳サービスや翻訳機器の導入が始まってきているようですが、これらは、突発的な災害時にもインバウンド観光客への円滑な避難指示や意思疎通を可能にするともいえるでしょう。Aiを活用した自然災害対策が日本の防災、減災を実現上記の事例は一部ではありますが、近年多くの企業がAiを活用した自然災害対策を行っています。また、先ほども例に出した『台風19号』が接近した際は、神戸市内に設置された災害対策本部において、Aiアナウンサーが最新の状況を配信しました。神戸市は、昨年4月から災害発生情報の配信サービスを試験的に導入しており、実際に三ノ宮駅で看板が落下した情報を発生直後にキャッチし、関係先へ連絡、人的被害がないことなどを迅速に確認ができたといいます。このような、Aiを活用したSNSに投稿された火災や事故、自然災害などの写真や動画を自動収集し、分析、解析したうえで配信する仕組みは現在、観光庁や自治体、マスコミ等に広がってきています。更に、投稿に含まれるデマや誤情報に関しても、過去の写真などと照合して真偽を判別する機能なども充実してきているのだそうです。今後、Aiによる事前の自然災害の予測がより精密化されれば、事前に必要なものをそろえたり、安全な場所へ移動したりすることができるようになることで、二次災害などを防ぐことにもつながるかもしれません。特に、高齢者の中には、災害発生時に若年層の人々と同じスピードで避難をしたり、はたまた1人で動くことが困難な方もいらっしゃるでしょう。そのような方にとっても、事前にどのような規模の災害がどの場所で起こるのかということが把握できれば、それに備えて準備をしておくことができるようになります。現状で、Aiを活用したことで大幅な減災が実現出来た事例はまだありませんが、今後はこれらのサービスが更に発達、進化していくことで、防災や減災が実現できる未来も近いといえるでしょう。まとめ今回ご紹介した事例は一部ではありますが、自然災害の多い日本にとってAiを活用した防災対策や減災対策などのサービスは増えていくことが予想されます。自然災害はいつどこで、どのように起こるのか、人間には到底予測が出来ません。だからこそ、常日頃から防災グッズを所持しておくなどの対策を行うことに越したことはないのですが、その対策を行うには、Aiによる予測が必要不可欠です。こうしたAiの活用は二次対策を防いだり、被災状況をいち早く把握することは、結果的に防災、減災につながっていく事でしょう。
-
Aiトレンド・特集
【新型コロナ対策】Aiサーモグラフィーで異常体温を瞬時に検知!
現在世界中で猛威を振るっている新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの人が集まる店舗や施設、公共交通機関などにおいては、検温を実施しているところも多いでしょう。実際にUNIQLOやGUなどのアパレルショップへ入店する際は検温が実施され、37.5℃以上の発熱がある場合は入店を断られるという仕組みになっていました。また、美術館や大型しょっぴんモールなどでは、Aiカメラの前を通る人々の体温を瞬時に検知し、電子ディスプレイ上に映し出しているという施設もあり、検温の動きが広がってきています。新型コロナウイルスへ感染した時の症状の一つとして発熱があることから検温がクラスター化させないための一つの指標となっているわけです。本記事では、新型コロナ対策において瞬時に多くの人々の検温ができるシステム『Aiサーモグラフィー』や、新しい生活様式においてAiがどのように活躍するのかという話題に視点を置き、言及してまいります。新型コロナ対策で実施されたもの会社員・公務員を対象としたLINEリサーチの調査によりますと、職場における新型コロナ対策の現状は下記のようになっています。【引用元】http://research-platform.line.me/archives/34978692.html3月、2月の調査に比べると、すべての項目において対策が強化されていることがわかり、上位は『マスクの着用の推奨/義務付け』が最も高く6割となっています。次に、『手指のアルコール消毒用品の常備』が約6割弱となりました。さらに、今回3割以上かつ、前回に比べて2倍以上の増加率だったのは、『出社前の検温の推奨/義務付け』(前回16%→今回42%)です。37.5℃以上の発熱が新型コロナウイルスの主な症状の一つであり、感染を食い止めるための指標であることから施設等へ入館する際に限らずオフィスへの出勤時にも実施されるようになってきていることがわかります。Aiサーモグラフィーとは検温といいますと、現在UNIQLOやGUなどに入店する際、高速バスに乗り込む前などに実施されるのはスタッフがお客の額に体温計を当てて一人一人検温を実施するものを思い浮かべる方も多いでしょう。しかし、店舗に人がたくさん入る場合や、バスなどのように時間が迫っている場合には急ぐあまりに正しく検温ができなかったり、業務効率を悪くしてしまう可能性もあります。ひいては、お客の額に体温計を一人一人近づける作業をしているスタッフはお客との距離が一瞬ではあるものの、近くなってしまうため、あまり望ましくありません。そこで利用されるのがAiによる検温です。Aiサーモグラフィーによる検温の特徴人が人に近づいて手動で検温をするとなりますと、感染のリスクをたかめることにもなりかねません。しかし、気温や体温を測るときに利用される『サーモグラフィー』というものがあるのをご存知ですか。Aiサーモグラフィーはオフィスや商業施設など、人の集まる場所の入口に設置することで、自動的に体温を検知することが可能です。また、顔認証AI機能も搭載されているため、予め登録した社員や来訪者の入退室管理や、発熱チェックを行うことで、検温漏れを防ぐこともできます。実際に福岡市立美術館や山口県の下関市にある海響館ではAiによる検温が行われており、福岡市立美術館に関しては電子ディスプレイ上に、個々の体温が映し出されておりました。このように、Aiサーモグラフィーによる検温では、非対面非接触かつ一度に大人数の検温をできるのが特徴です。・Aiサーモグラフィーによる検温のメリットではAiサーモグラフィーによる検温のメリットとは具体的にどのようなことがあげられるのかといいますと、一つは従業員が対面で検温を行う必要がなくなるので業務効率化につながるということや非対面での検温が可能になるという点です。二つ目は、管理者は発熱者のアラートを受け取れることで、効果的な検温活動が実施できるという点になります。学校や大型施設、公共交通機関などに設置することで、スムーズに検温を行うことができます。・Aiサーモグラフィーによる検温のデメリットしかし、Aiサーモグラフィーによる検温は、Aiを搭載したカメラを利用して行うものになりますのでカメラにキチンと映っていなかったり、後ろを向いていたりする場合は正しく検温ができないという可能性もあるのがデメリットとしてあげられるでしょう。また、クリニックや病院などにおける検温は一人一人しっかりと行う必要があるので不向きです。Aiで広がる非接触システムと新しい生活様式コロナウイルスの感染拡大が大々的にニュースなどでも取り上げられる中で、よく耳にするようになった言葉の一つに『新しい生活様式』があります。感染拡大やクラスター化などを防ぐために、リモートワークが推奨されたり、非対面・非接触を推奨されたりなど、これまでの私たちの生活と比べて、テクノロジーの利用シーンが増えてきました。Aiもそれらの技術の一つです。Aiサーモグラフィーをはじめ、人間が行っていた作業をAiシステムに任せることで人間同士が接触して感染拡大の機会を減らすことができるのです。感染症対策の一環ではありませんが、無人店舗なども同様に、Aiなどのテクノロジーを利用した非対面、非接触の買い物であり、新しい生活様式の一つとも言えます。今後はECサイトなどの活用がますます増え、Aiやその他テクノロジーを利用して非対面、非接触が推奨されていくことになるでしょう。まとめ『新しい生活様式』という言葉を至る所で耳にするようになった今、非対面・非接触でのコミュニケーションはもちろんのこと、感染拡大を阻止する検温やソーシャルディスタンスの維持の徹底においてもテクノロジーが広く利用されるようになってきています。今後はAiサーモグラフィーが設置される店舗も多くなってくるでしょうから、見つけた際には試してみてはいかがでしょうか。変わりゆく生活の中で、新しいものに関心を持ち、Aiなどの最新テクノロジーにも気軽に触れていくことが今後の『新しい生活様式』において大切なことであるとも言えます。
-
Aiトレンド・特集
Instagramがウーバーイーツと連携!Instagramからの集客を増やす方法は?
SNSが一般的に普及した昨今、企業や店舗でも公式アカウントが解説されるようになっています。とくに写真投稿SNS「Instagram」では、集客ツールとしても効果的だと注目を集めていますね。「インスタ映え」という言葉をよく聞くようになるほど、多くの人に認識されています。飲食店や小売店などでは、インスタ映えする写真の投稿が集客に繋がっています。そんなインスタに新たな機能が搭載されたのをご存知でしょうか。新型コロナウイルスの影響もあり、オンラインフードデリバリーサービスの「ウーバーイーツ」と連携して、飲食店の料理を注文・配達ができるようになりました。今回はインスタとウーバーイーツの連携を紹介するとともに、Instagramで集客を増やす方法についてもお伝えしていきたいと思います。Instagramがウーバーイーツと連携!Instagramはコロナウイルスの影響を受ける飲食店を支援する取り組みの一環として、飲食店の料理を注文できる新機能を日本でも導入しました。こちらは2020年4月中旬頃には、アメリカとカナダでも先行導入されています。日本では4月下旬から順次展開されており、ウーバーイーツの加盟店であれば利用料は無料となっています。Instagramから注文ができる?インスタからどのように料理を注文・配達できるのか、手順を見ていきましょう。まず飲食店のプロフィールに、料理を注文できるアクションボタンの機能が追加されています。お店側はインスタのストーリーズに画像を投稿してください。ユーザーは「料理注文」スタンプにリンクされたページから注文が可能となります。注文された料理の配達は、ウーバーイーツのパートナーが行います。さらに「料理を注文」スタンプを使用した飲食店の投稿は、ユーザーが自分のアカウントでシェアすることも可能です。ユーザーが情報を広めることで、飲食店のさらなる支援に繋げることができるでしょう。通常Instagramでは投稿にリンクが貼れません。外部サイトにリンクを貼れるのはプロフィール画面の紹介文のみとなっています。しかし今回はビジネスアカウント、クリエイターアカウントに限り、ウーバーイーツのリンクであれば貼ることが可能となりました。国内におけるウーバーイーツ加盟店であれば、スタンプの利用やアクションボタンの設定は無料で行えます。Instagramで集客をする方法Instagramは日々成長を見せ、ユーザー数を伸ばしています。ただ登録しているだけのユーザーではなく、アクティブユーザー率が高いのもインスタの特徴ですね。男女比も大きな差がなく、幅広い年齢層のユーザーが利用しています。他のSNSと比べても広い範囲のターゲットにアピールできるでしょう。そのため近年では効果的な集客方法の一つとして注目を集めています。それではインスタを使った集客方法とは、どのように行えばいいのか見ていきましょう。料理の写真をたくさんアップしようインスタを活用した集客でとくに効果が高いのは、レストランなどの飲食店がよく挙げられています。最近ではインスタ映えを意識したメニューを出すお店も増えていますね。料理を注文したユーザーがインスタにアップして、画像をシェアしている光景をよく見かけます。それだけではなくお店側が自店舗の料理を撮影して、宣伝に使っているケースも少なくありません。集客として活用する場合には、積極的にメニューの写真を撮ってインスタにアップしましょう。よく聞くお悩みとして、自店舗のメニューがあまりインスタ映えする料理ではないという声も耳にします。しかし写真の撮り方のコツさえ掴めば、シンプルな料理でもインスタ映えする画像にすることが可能です。たとえば以下のような方法があるので、ぜひ試してみましょう。カメラの加工機能を使う最近のスマホやデジカメに搭載されている写真加工機能を使う方法です。通常の料理の写真では、オリジナル画質ではあまりオシャレに見えないケースも少なくありません。そんな時は「明るさ」「コントラスト」「彩度」を調整してください。料理に合わせて少しずつ調整すれば、色味が鮮やかで美味しそうな画像に仕上がるでしょう。構図を意識するインスタで人気の写真を研究してみると、構図に特定のパターンがあることが分かります。基本的に「真上」「斜め45度」「下から」の3パターンがインスタ映えする構図です。メニューの内容や大きさに合わせて、美味しそうに見える構図で撮影してください。自然光を利用するインスタでは自然光を利用した写真も人気です。人工の光だと不自然になってしまう場面でも、自然光なら明るくて雰囲気のある写真が撮れるようになります。このようなテクニックを駆使して、インスタ映えする料理の写真をたくさん撮ってアップしましょう。地域人のフォロワーを増やそう集客したい層が地元の地域客である場合、地域人のフォロワーを意識的に増やす必要があります。飲食店の場合、日常的に足を運んでくれるのは地域のお客様が多くなりますよね。またインスタなどのSNSでは、同じ地域の人同士でネットワークが築かれていることも多々見受けられます。地域人のフォロワーを増やすことで、未開拓の地域のお客様にもアプローチできるようになります。より多く地元の人にアピールするためにも、地域人のフォロワーを増やすようにしてください。またインスタなどのSNSでは、地域に特化した「ローカルインフルエンサー」と呼ばれる人々も存在します。ローカルインフルエンサーがフォロワーになってくれれば、集客力を高める心強いパートナーになってくれるでしょう。InstagramのフォロワーをアップさせるAIツールこれまでInstagramがいかに効果的な集客ツールであるかを解説してきました。インスタをうまく活用できれば、今まで以上にお客様を店舗に呼び寄せられるでしょう。その一方で効果的な集客を行うには、定期的に写真を投稿したり、データを元に方向性を分析したりする必要があります。またいくらフォロワーを増やしたとしても、こちらから一方的に情報を配信するだけでアクションがなければ、相手も反応を返してくれなくなってしまいます。インスタを集客ツールとして活用し続けるためには、やらないといけないことが山積みです。店舗オーナーやスタッフの中には、SNSやインスタグラムについてよく分かっていない人も少なくありません。ある程度は分かっていても、毎日の投稿に時間を割く余裕がないというケースもありますよね。そんな場合はインスタのフォロワーをアップさせるAIツールをおすすめします。たとえばAIを使ったインスタグラムの自動運用ツール『インスタタウン(Insta Town)』は、インスタ集客の心強い味方となってくれるでしょう。インスタタウンは、店舗のターゲットに合ったアカウントにリーチして自動フォロー・いいねを行ってくれます。ユーザーからのフォローバックがなければ24時間後に自動でフォロー解除してくれるので、フォロー数だけ不自然に増えることもありません。また手動でのコメントや、いいね・フォローアクションも実施できます。AIツールでは投稿を見た上でのアクションができませんが、手動により実行することが可能です。24時間365日体制のサポート付きなので、インスタに詳しくない方でも安心して利用できるでしょう。まとめInstagramは国内外を問わず、大勢の人が利用しているSNSです。2018年の発表では月間ユーザー数は10億人を越えており、国内でも3,300万以上の人が利用しています。それだけに宣伝・広告・集客ツールとしても効果的で、飲食店や小売店、美容室などでは積極的に運用されています。今回はウーバーイーツとの連携も発表され、ますます注目されていくでしょう。その一方でお店を経営していると、なかなか投稿に時間が割けません。インスタ映えする写真の撮影やフォロワーの増やし方にもテクニックがあります。個人経営店や小規模事業者では手が回らないですよね。そんな時は、今回紹介したインスタタウンのようなAIツールを利用してください。自らSNSに時間を割かなくても、効率的にフォロワー数を増やし、宣伝・集客してくれるでしょう。困った時には365日体制のサポートもついているので安心です。インスタを活用した集客やAIツールにご興味をお持ちの方は、本サイトへお気軽にご相談ください。専門のスタッフが一つ一つの質問に、丁寧に対応させていただきます。
-
Aiトレンド・特集
チャットボットとは?チャットボットのメリットと導入するときのポイント
みなさんはウェブサイトなどを閲覧しているときに「画面の端にチャットを入力するポップアップが出てきた」という経験はありませんか?あれは「チャットボット」と言って、私たちがチャットで入力した質問に対して、Aiオペレーターが自動応答してくれるサービスです。テクノロジーの発展とともに日々進化を続けているAiの技術ですが、近ごろでは様々な商品やサービスに導入され、私たちの暮らしに広く溶け込むようになりました。その中のひとつが、このチャットボットです。今回は、チャットボットの概要から、チャットボットをビジネスやサイト運営に活用する上でのメリットとポイントについて、わかりやすくご紹介していきます。チャットボットとはチャットボットとは、その名のとおり「チャット(=対話)」と「ボット(=ロボット)」を掛け合わせたツールのことで、狭義には人間が入力した文字に対して、広義には発言した音声に対して、自動的に回答を行うAiサービスの総称になります。最近では様々な企業でチャットボットサービスが提供されています。有名なところで言えば、Appleの開発するiPhone搭載の「Siri」や、AmazonのAiスピーカーに内蔵されている「Alexa」などもチャットボットのひとつであり、みなさんも一度は耳にしたことがある、または使ったことがあるという方が多いのではないでしょうか。チャットボットの5つのメリット前述したとおり、チャットボットとは人間の投げかけた質問に対して、Aiが自動で応答してくれる便利なサービスですが、ビジネスの現場で運用する際には一体どのようなメリットがあるのでしょうか。ここからは、サイト運営におけるチャットボットの導入メリットと、そのポイントについて解説していきます。カスタマーサポートの業務効率化コールセンターなどで実際によくあるものとしては、契約中の顧客に対するサポート業務が日々の業務を圧迫しているという事例です。特に中小規模の場合は、新規顧客の獲得業務とカスタマーサポート業務を分業せずに兼任している場合も多く、担当者の業務を圧迫していることが懸念されます。そんなときに役立つのが、チャットボットを利用したカスタマーサポートです。参照:SoftBank上記はソフトバンク公式サイトのチャットサポート画面になりますが、請求料金の確認や契約プランの変更などもワンストップでウェブ完結させることができるため、現場の業務負荷を最小限に抑えるとともに、生産性の向上も見込むことができます。・顧客との接点の増加電話やメールを用いた問い合わせと比較した場合、チャットの最大の利点のひとつに「心理的なハードルの低減」が挙げられます。みなさんも何かの商品を購入する際に、「ちょっとだけ気にはなるけれど、わざわざ電話やメールで問い合わせまでするのは面倒」と感じる場面がありますよね。特に、LINEやSNSなどのチャットに慣れ親しんだ若年層がターゲットとなるサービスの場合には、私たちが想像している以上に、電話やメールそのものに対してのストレスケアをサイト設計段階から意識しなければなりません。参照:総務省上図は2017年までの各媒体別(=電話、SNS、メール)のコミュニケーション手段の推移(=総務省調べ)です。この調べによると10代~20代の若年層は、そのほとんどがLINEやSNSでの連絡が中心となっており、電話やメールの積極的な利用者はほとんどいないことがわかります。サイト上にチャットボットを設置し、問い合わせへの心理的なハードルを低下させることで、今まで眠っていた新規顧客との接点の増加につなげることができます。・Web上からの流入を見込むことができるサービスサイトにチャットボットのサービスが組み込まれていることで、疑問点や不安解消の解決手段があるという点が強みにもなるでしょう。こうしたサービスがあることを認知させることで、ユーザーの次回以降のアクセスにつなげることも大いに期待できるはずです。・新規顧客の獲得直接電話をしたり対面で時間を費やして相談するよりも、手軽に問い合わせができるチャットボット。ユーザーにとって手っ取り早く問題を解決できるため、サービス購入や契約にもつながる可能性が高まります。チャットツールに慣れ親しんだ若い世代を中心に、これまで獲得できなかった層を新規顧客として獲得する手段としても有効でしょう。・Aiによるユーザーのニーズ分析チャットボットサービスは主に、Ai搭載型のサービスとシナリオ型(=Ai非搭載型)のサービスの大きく分けて二種類が存在します。特に注目したいAi搭載型は、顧客との対話記録をデータベースに蓄積するため、対話の回数を重ねるごとに回答精度が上がったり、ユーザーの入力した質問からニーズを自動的に分析してくれたりと、サービスの改善や新商品の開発などのマーケティング分野において、大きな力を発揮してくれます。チャットボットを導入するときのポイント「運用コストが安いものを選ぶ」チャットボットを導入するときに気になるのは、やはり運用コストの面なのではないでしょうか。回答精度や機能性などによって価格帯はバラバラですが、初めて利用する場合には初期費用無料のサービスをオススメします。もし、思っていたような成果が出なかったとしても、リスクを最小限に抑えられますし、お試しキャンペーンなどを実施しているサービスもありますので、とりあえず使ってから判断したいという方にオススメです。「目的に合わせた機能性で選ぶ」先ほども述べたとおり、チャットボットにはAi搭載型とシナリオ型の二種類が存在します。Ai搭載型はデータの収集までにある程度の時間がかかる点と、運用コストが高いサービスが多い点がデメリットとして挙げられますが、回答の精度が正確で幅広い質問に回答することができます。対してシナリオ型は、人間があらかじめ設定しておいたシナリオに沿って回答する仕組みです。自由な受け答えはできませんが、比較的リーズナブルに運用できますので、質問や顧客対応の種類が限られている場合に有効でしょう。まとめサービスサイトや独自のメディア運営において陥りがちなのが、閲覧はされているもののなかなかコンバージョンが上がらない、という問題です。チャットボットを導入することで、気軽に資料請求できる環境構築が可能になるため、途中離脱を抑えながら問い合わせ数の増加などのコンバージョン改善が期待できるでしょう。本サイトでも成果報酬型チャットボットサービス「コンバージョンあがるくん」をはじめとした便利で効率化をはかれるサービスを様々ご紹介しています。問い合わせ獲得時のみに料金が発生する仕組みの安心できるサービスとなっていますので、是非一度、チェックしてみてはいかがでしょうか。
-
Aiトレンド・特集
進歩するAi技術、今もっとも注目されている技術はこれだ!
技術はどんどん進んで、今ではAiつまり人工知能を駆使する時代へと変化しました。人工知能とは、要はロボットです。Aiとは人間の神経構造を模倣したことにより、人間と同じような知能を持ったロボットつまりAiが仕事を進める時代になりました。様々なAiが出てきている中で、今最も注目されている技術をご紹介します。Gmailに搭載されているAi技術とは このGmailの機能は「G Suite」として様々なサービス提供を行っています。自動で予測変換をしてメールに対して返信をしてくれる機能「Smart Reply」の登場から、新たに搭載された機能が「Smart Compose」です。Smart Replyの時点ではメールの返信のみに使えていたAi的な機能でしたが、Smart Composeの大きな点としてメール全般とその他ドキュメントの作成にも使えるようになりました。引用元:https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1807/25/news050.htmlGmailの作文機能だけでなく、ドキュメント内でスペルのミスをチェックしてくれる文法のサジェスト機能など。そのAiの発揮に驚きです。文章でのコミュニケーションが主な時代に、ミスを少なくしてくれる気の利いた機能です。引用元:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/25/news059.htmlLINEのAiはレストラン受付が可能に? LINEのAi機能としては、チャットサービスに出てくるようです。「シンプルQ&A」と言うサービスは、Aiから質問内容について返答が返ってくるというもの。簡単な内容ならすべてAiから返事が届きますが、少し内容が難しくなるとそれに対応できる担当からのチャットに切り替わるのです。カテゴリーから質問したい内容を選ぶことができるため、レストランなどの予約も簡単にAiにお願いできるということです。このサービスは、LINEを利用している方なら誰でも利用ができ、特に制限などもないため気軽に使うことができます。引用元:https://www.linebiz.com/jp/column/service-information/20190807/NTTとドコモ、AI技術をトヨタのコンセプトカーとは 日本で最も早くAiを取り入れたのが、NTTとドコモです。寄せられるお問い合わせ内容に対し、チャットボットが返答すると言うものです。これは、対話サービスの新たな形で様々な企業や法人に勧められているひとつです。例えばこのサービスを各企業が取り入れることによって、そこに来る問い合わせ内容ひとつひとつに時間をかけると言う点が楽になりますよね。ドコモのページでは法人の方向けに大々的に取り上げられています。引用元:https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/ai_agent_api/また、今年度の東京モーターショーでトヨタが発表したのが、コンセプトカーの「LQ」です。これもまたAi人工知能を搭載した車で、自動運転機能もあるもの。さらにAiエージェントといった機能もあり、未来の車事情に変化が訪れるかもしれません。ただ、Aiの助けてくれる部分からも未来の車移動の際に様々な提案をくれることでしょう。引用元:https://response.jp/article/2019/10/11/327509.htmlまとめ ここで解説したこと以外にもAiの知能はどこまでも上り続けています。人がより便利でよりスムーズな生活をしていく上で、現代のAi技術は助けにもなってくれます。ただ冒頭で「Aiは人間の神経構造を模倣したもの」と説明しましたが、それを考えてみるといつかは人間の知能を越えてしまう日が来るのではないかと心配にもなりますよね。しかし、それも人工知能の基盤をしっかりすることで対処できる問題なのです。人とAiが助け合う未来も、そう遠くないのではないでしょうか。
-
Aiトレンド・特集
Aiは新型コロナウイルスの感染拡大阻止に貢献することができるのか
新型コロナウイルスの感染拡大により、政府から外出自粛要請が出たことで多くの業界で経済活動がストップすることとなりました。一刻も早いワクチンの開発や、感染拡大を阻止するための方法等が明らかになる必要があります。と、そうした中近年更に注目されているAi技術は、ワクチンの開発等にも利用され始めてきているようです。このコロナウイルス対策として、Aiはどのように活躍できるのでしょうか。そこで本記事では新型コロナウイルスの感染拡大防止対策やその他の経済対策等においてAiはどのように貢献できるのかという点について言及してまいります。コロナウイルス対策に利用できるAi技術そもそも、Aiにできることは何かといいますと、主に下記の3点があげられます。①画像認識②音声認識③言語処理2010年代に入って、Aiなどの機械分野が著しく成長を遂げてきました。また、昨年度末に携帯モバイル3社がサービスの利用を開始した5Gという新しい通信技術もAi技術の向上に大きく貢献するといわれています。実は、AI技術は現在3回目のブームを迎えており、過去には2回のブームを経験し、それぞれのブームの後に冬の時代を迎えておりましたが、今後は5Gなどの通信技術の発展も影響し、さらに大きなブームとなることが予想されているわけです。画像認識や音声認識、言語処理などの技術もそれぞれ従来の技術よりもさらに向上していくことでしょう。実際、コロナウイルスの対策としての利用の仕方は下記のようなケースが予想できます。①の画像認識では肺の疾患やウイルスの画像を読み取って、コロナウイルスに感染しているかどうかの認識を瞬時に行うことができるようになります。また、ワクチン開発でも画像認識を利用することで足りない遺伝子等を処理しながら開発を進めていくことができるといいます。②の音声認識では、肺の音や心音等をAiが認識することでわずかな違いでも認識することができるようになるでしょう。③の言語処理では、チャットボット等で地域住民の健康状態を管理したり、SNSに投稿された内容から投稿場所の人口密度等を割り出したりすることが可能です。現時点でAiにできること、できないことについては下記の記事にも詳しくまとめていますのでご覧ください。国内Ai企業が利用したAi技術と分野では、実際に国内のAi分野を扱っている企業では、Ai技術はどのようにコロナウイルス対策に利用されているのでしょうか。主に下記3種類に分けることができますのでそれぞれ解説してまいります。①発生場所、広がり、有権者の発言等をSNS解析②チャットボットコンテンツの利用③FRONTEOがAI活用で約450種の候補化合物を探索①発生場所、広がり、有権者の発言等をSNS解析Aiを活用したSNS解析サービスなどを運営する株式会社Spectee(スペクティ)は、 AIを活用し、 TwitterやFacebookなどのSNS情報をもとに新型コロナウイルスによる肺炎の広がりを解析するシステムを開発し、関係機関に納入したと発表しました。TwitterなどのSNS上にユーザーがアップする情報は膨大且つ、真偽が問われる内容もあるため、投稿された内容を人間が分析して判断するには多くの時間を要することになってしまいます。同社は、テキスト解析(自然言語処理)だけでなく、投稿された画像の解析技術や、多言語対応技術などを有しています。このシステムは、Twitterだけでなく、複数のSNSサービスから情報をリアルタイムに収集・解析し、 感染の発生場所を特定、 また中国語など複数の外国語の投稿も日本語に自動翻訳し、 関係機関に情報提供しています。他にも、報道ベンチャーの株式会社JX通信社は、SNS上の膨大の投稿から、全国のどこで、何が起きているかをAIが自動で分析して配信する緊急情報サービス『FASTALERT』を提供しています。同社が配信するAiを活用した収集・配信する特設ページでは、リアルタイムな感染者数推移グラフ・マップ(地図)、企業の新型コロナウイルス感染症対策の最新情報、は海外のコロナウイルス関連の速報、行政や有識者などの正確な情報などを見ることができます。また、SNSの投稿を解析して街中でどれほど人通りが減少したかなどを分析するAiシステム等もあり、SNSに情報がAiにとって膨大な学習材料であることが見て取れるでしょう。②チャットボットコンテンツの利用地域ごとの特設LINEを利用したことがあるという方もいらっしゃるかもしれませんが、Aiによって症状の有無などから今後、とるべき行動等を示してくれる『チャットボットコンテンツ』の活用が広がってきています。とくに、チャットボット・プラットフォーム『バーチャルエージェント(R)』を提供するりらいあデジタル株式会社が発表した調査結果では、新型コロナウイルス感染拡大に伴う外出自粛や在宅勤務が本格的となった3月度においては、同社のプラットフォーム全体の利用数は前月比+38%、また一部企業(全体の25%)では+50%以上の増加を示したといいます。県民や地域の人々の健康や、安心を守るためのコンテンツや、在宅での勤務を快適にするコンテンツとしての利用が広がってきているということでしょう。LINEでも地域ごとに特設チャットが出ているようですので、まだ利用したことがないという方はぜひ利用してみてください。手洗いの仕方、コロナウイルスに感染したかもしれないときの対処法などを教示してくれます。③FRONTEOがAi活用で約450種の候補化合物を探索株式会社FRONTEOは、 同社のAiシステム『Cascade Eye』を利用した新型コロナウイルスの研究で、 約450種の候補化合物をリストアップしたと2020年5月1日に発表しました。「Cascade Eye」は、FRONTEOの自然言語解析Aiエンジン『Concept Encoder』を利用して論文や医療情報を解析し、病気にかかわる重要な遺伝子や分子をパスウェイマップ(関連性を表す経路図)に表し可視化するAiシステムです。このパスウェイマップを利用することで、その中に含まれる分子や遺伝子に関する論文を解析した結果、 約450種の既存薬の転用候補が見つかりました。今後はこうした遺伝子研究などから明らかになったことをもとに、ワクチンの開発や感染拡大阻止対策として新たな方法が生まれていく可能性も大いにあるでしょう。出典:https://lifescience.fronteo.com/covid-19Aiは今後のコロナウイルス対策に貢献このように、現段階でも多くの企業がコロナウイルス感染拡大防止対策や、ワクチン開発、遺伝子研究などにおいてAi技術の活用を行っています。実際NECでもコロナウイルスのワクチン開発においてAiを利用していると発表されておりますので、今後も多くの企業でAiを利用した対策がなされていくことでしょう。更に、今後は5Gなどの通信システムを利用して遠隔医療なども活発になってくることが予想されます。遠隔医療を実施する際も、Aiによる受付やチャットボットの活用等が必須になってくるといえるでしょう。いずれにせよ、今後はコロナウイルス対策として多くの場所でAiが活用されていきそうです。コロナウイルスの一刻も早い収束を願いながら、Ai技術を利用した様々な対策にも期待しておきましょう。
-
Aiトレンド・特集
話題沸騰中のAi女子高生『りんなちゃん』にできることとは?
Aiによるチャットボット機能などは、いまやいろいろな企業やビジネスにおいて活用が広がってきています。そんなチャットボット機能の先駆け的存在として知られている、Ai女子高生『りんなちゃん』をご存知でしょうか?この『りんなちゃん』は、Windowsをはじめ、ExcelやPowerpointといったビジネスライクなソフトウェアを多く手がけるマイクロソフトがAi女子高生を開発したという意外性と、その性能の高さから人気を呼んでいます。今回は、遊びからビジネスまで様々なニーズに応え続けるAi女子高生『りんなちゃん』についてご説明していきたいと思います。LINEから活躍し続けるAi女子高生『りんなちゃん』とはAi女子高生『りんな』は2015年にLINEに登場し、約1ヵ月で友達登録数130万人を記録するなど女子高生チャットボットとして大きな注目を集めました。Ai女子高生りんなはLINE上で話しかけると、『まじ~?』『うける~』と女子高生ならではの口調で会話を楽しむことができます。単なる会話ではすぐにあきられてしまう為、しりとりなどの簡単なゲームをしたり、日記を書いてくれたりといった機能も搭載されています。それから2019年にはLINE登録者数を約763万人まで伸ばし、Microsoftofficeの日本語入力システムにおける変換候補にも抜擢されました。この場合も利便性だけでなく、『Ai女子高生』ならではのユーモアも追及しており、変換候補には最近の若者言葉なども予測変換に表示されるようになっています。・りんなはチャットボットの一種前述にもありますが、Ai女子高生りんなは『チャットボット』の一種です。チャットとは『チャット』と『ボット』をかけ合わせた言葉で、Aiを搭載することにより、人間がこれまで行っていた作業を自動的に実行することができるプログラムになります。Aiの開発や導入には時間的、経済的コストを要することが少なくありませんので、導入を懸念している企業もあるかと思います。しかしチャットボットはマーケティングやカスタマーサービス等に必要な機能がパッケージ化されているサービスも多いので、導入のハードルは決して高くはありませんので、Ai導入の一歩としてチャットボットを導入している企業もおおいです。・りんなは共感を重視したAiただ、Ai女子高生りんなが通常のチャットボットと違うところはユーザーに対して『共感』できる点です。『まじ~?』や『うける~』もそうですが、相手の発言を肯定したり、積極的に聞き手に回ったりなどといった、人間同士の会話で生まれる対話スキルをもとに受け答えが作成されているのです。具体的な例としては、『明日5時に起こして』と頼むと、通常は『5時にアラームをセットしました』となるものですよね。しかしりんなの場合、『え~自分でおきなよ』などと会話が続くように答えてくれます。そしてもう一度頼むと『気が向いたらね』と返信がきたりするといった具合です。このように、ユーモアあふれるやり取りができるAiとして日々アップデートが行われており、今後も様々なバリエーションが期待できます。ちなみに、MicrosoftによるAiアシスタントや、チャットボットは世界中で開発されていますが、この共感モデルを搭載しているのは現在Ai女子高生りんなのみであるといいます。Ai女子高生『りんな』をビジネスへ活用このように、Ai女子高生りんなは『共感タイプ』のAiとして、生産性や作業の効率化をあげる目的で開発されたAiとは一線を画すものです。りんなはAiの進化や機械学習により、リリース当初よりもさらに人間に近い会話が出来るようになってきました。チャットボットに対して、『機械的な応答が多い』という先入観を持たれていた方も少なくないでしょう。しかし、りんなは対応の柔軟性から、セールスをはじめとしたビジネス領域での普及も期待されています。・Ai女子高生りんながWEGOで働くAiなどの最新IT技術といえば、特に若年層には『難しい』や『複雑』といった先入観を与えてしまいがちなのではないでしょうか。しかし、若年層ユーザーの多く集まる古着屋大手のWEGOは2017年2月、ネットショッピングサイト内でAi女子高生りんなによるファッションアドバイスやコメントを楽しめるサービスを開始しました。Aiの体験をりんなを通してカジュアルな形で活用することで、Aiなどの技術に対する懸念や先入観の壁をなくすことが期待できるとされています。そんな、Aiりんなのファッションチェックでは、ユーザーが自分や、友人のファッションコーディネート画像を投稿すると、ファッションスタイルやアイテム、年齢等を推定しコメントします。例えば画像からAiが『20代』『キレイめ』『花柄』と推定すると、Ai女子高生りんなは『ハットやベレー帽を合わせてみたら?かわいいはず!』とアドバイスするような形です。このサービスについてWEGOは、膨大な服飾画像データや、衣装政策などのファッション関係のノウハウをAi女子高生りんなに学習させることで、若年層の女の子が持つファッションに関する感性や興味をキャラクター性に取り込む狙いがあると説明しています。更にその中で画像認識できるアイテム数を大幅に拡大し、アドバイスの精度を高めたといい、ユーザーの中には『意外と鋭くて深い』との声もありました。そんなAi女子高生りんなの会話技術をもとに、インターネットショップ上でユーザーとの対話を展開することで、新たなファンの獲得も期待出来そうです。・nanamusic『りんな歌うまプロジェクト』更には、Ai女子高生りんなを音楽SNSアプリに活用した『nanamusic』という音楽SNSアプリも存在します。nanamusicはスマホで、アプリ上の世界中のユーザーとカラオケや合唱、バンドセッションなどができるとして、現在すでに800万人以上のユーザーが利用、累計楽曲再生回数も16億回以上に上る人気を誇っています。と、このアプリのどこにAi女子高生りんなが活用されているかというと、りんなの音楽活動をサポートする『りんな歌うまプロジェクト』というプロジェクトです。りんなの『紅白歌合戦に出たい』という夢を応援するためにnanaユーザーに歌を教えてもらって歌の上達を目指したり、ユーザーとコミュニケーションを取りながら音楽やセリフ(朗読や声劇など)をたのしめるイベントを年に数回開催しています。その際のユーザーからりんなへの歌のフィードバックを収集し、Aiによる機械学習を行うことで、りんなの歌声を少しずつ向上させていくことができるわけです。実際に、このプロジェクトの第一弾として2018年に行われた『りんなはもっとうまくなる!nanaのみんなで教える卒業ソング』というイベントでは、nanaユーザーから3000を超える多くの卒業ソングのお手本が投稿されました。それらの音源を参考にしてりんなが歌声を投稿して、更にアドバイスを重ねていくことで、約2か月という短期間でのスキルアップに成功したと言います。更に歌のスキルアップ成功後、Ai女子高生りんなはエイベックス・エンタテインメント株式会社と2019年4月1日付で正式にレコード契約もしています。Ai女子高生りんなの『紅白歌合戦出場』も遠い未来の話ではないかもしれませんね。Ai女子高生『りんな』のテクノロジーを活用した例こうした活躍から、りんなのテクノロジーを活用したAiチャットボットも増えてきています。その一つとしてあげられるのが2016年に登場したローソンの『ローソンクルー♪あきこちゃん』です。Ai女子高生りんなは、女子高生ならではの『まじ~?』や『うける~!』といった口調でおなじみですが、あきこちゃんはローソンでバイトするまじめな女子高生という設定ですので、Ai女子高生りんなよりは少し控えめな受け答えをします。あきこちゃんはLINE上で質問にこたえてくれたり、近くのローソンを探してくれるほか、ローソンに関連した用語だけを使った『ローソンしりとり』や、占い、ゲームなどで遊ぶこともできます。会話の中でお得なクーポンを発券してくれることもあるそうです。まとめAiの技術が日に日に進化している昨今、Ai女子高生りんななどのユニークでカジュアルな形で活用できるAiも増えてきています。特に、Aiを利用するには、膨大な機械学習を必要とする場合が多くあるわけですが、nanamusicの例のようにユーザーを直接巻き込んだ形で機械学習を行わせるなどのあり方も、新しいマーケティング手法として有効であるといえるでしょう。Ai女子高生りんなは、一般ユーザーの遊びとしての利用や、ビジネスとしての利用にも有効的として、今後さらなる活躍が期待されます。
-
Aiトレンド・特集
おうち時間を楽しくするAiスマートスピーカー5選!
現在世界中が新型コロナウイルスの感染予防対策のために、政府から外出自粛を要請されるなど、自宅から出られない生活を送っています。お子様のいらっしゃるご自宅であれば、勉強もしつつ、暇になりすぎないように親御さん方は注意をしていきたいところでしょう。そこで、今回はおうち時間を楽しくする、Aiスマートスピーカーを5点ご紹介いたします。AiスマートスピーカーとはそもそもAiスマートスピーカーとは、対話型の音声操作に応じたAiアシスタントが利用可能なスピーカーでAiスピーカーとも呼ばれます。現在多くの人がインターネットを介して音楽鑑賞や調べもの、買い物といったサービスを利用しておりますが、Aiスマートスピーカーでは、そうしたサービスをPCやスマホなどを介することなく、『音声』のみで操作できるというものです。特に近年では、スマホにも搭載されており、ちょっとした操作や調べものに対して画面をタッチしたりキーボードをたたいたりするよりも早く手軽に操作を行えるというメリットがあります。iPhoneに搭載されている『Siri』などもその一つとしてあげられるでしょう。AiスマートスピーカーでできることAiスマートスピーカーは主にこちらから話しかけることで様々なアクションを実行できます。可能なアクションは、検索エンジンを用いた調べ物、ニュースの読み上げ、音楽や動画の再生、家電の操作、ちょっとした雑談まで、様々なことに対応することが可能です。ここからはAiスマートスピーカーでできることを詳しく見ていきましょう。・ニュースや音楽を聴くAiスマートスピーカーに向かって、「ニュースを読んで」とお願いすれば、その日のニュースを読み上げることができます。また、「クラシック音楽を流して」と言えば、音楽配信サービスから適したプレイリストを探してきて再生してくれ、中にはインターネットラジオに対応するスピーカーもあります。・家電を操作するスマートスピーカーと連動した家電を操作することも可能です。例えば、「電気をけして」「エアコンを〇℃でつけて」などで、電源のオンオフなど、音声で家電に命令をすることができます。・メモなどを入力する「牛乳をショッピングリストに追加」などとお願いすれば、クラウド上の買い物リストに項目を追加することができます。買わなければいけないもの、やらなければいけないことなどを思いついたら、忘れないうちにすぐにスマートスピーカーにお願いして追加しておくことができます。・調べものをするまた、Aiスマートスピーカーにむかって「今日の天気は?」と聞くと、Aiスマートスピーカーは『今日の○○市の天気は▼▼です』というように、応答してくれます。多くのスマートスピーカーが検索エンジンと連動しているので、お子様の調べものなども、スマホを使わずに簡単に行うことができます。おうち時間を楽しくするAiスマートスピーカーこのように、Aiスマートスピーカーは、まるで人間と話しているかのように、応答してくれます。ですので、例えばお子様が自宅で勉強をしているときに、お母さんは料理の支度で手が離せないといったときに、お子様はスマートスピーカーを使って調べものをしたり、音楽を聴いて遊んだりすることができるのです。ここからは、人気のスマートスピーカーを5点、紹介していきます。・Google Home Miniまずは、『OK、グーグル!』でおなじみのGoogle Home Miniです。検索エンジン、グーグルに連動しているのはもちろんのこと、Chromecastと連携すれば、音声コマンドを使って番組や映画をテレビにストリーミングすることもできます。値段は6600円程度。お家時間を有意義にしてくれるアイテムです。・SONY LF-S50GLCSONYが提供するスマートスピーカーです。スマートスピーカー自体に時刻が表示されているおしゃれなディスプレイに、お部屋の雰囲気を壊したくないというかたにも安心できそうです。また、こちらもグーグルと連動しており、『OK、グーグル!』と声をかけて操作を行うことができます。さらにはSONYならではの360°サウンドで高音質のサウンドで音楽を聴くこともできます。音楽をかけながら家事をしたいという方も、携帯で流したり、イヤホンをしたりするよりも開放的で良いかもしれませんね。・Amazon EchoAmazonが開発したスマートスピーカーで、最初のモデルは2014年11月に発売されました。スマートスピーカーが続々と登場する現在の状況の引き金となった存在です。AmazonによるAiアシスタント、「Alexa」に対応し、人間の音声を認識します。また、Echoで使用可能なAmazon独自のサービスとして、音楽ストリーミングサービス「Amazon Music Unlimited」も利用することができ、Echoユーザーなら月額380円で利用できます。・LINE Clova WAVEメッセージングアプリでおなじみのLINEが開発したAi「Clova」に対応するスマートスピーカーです。「天気予報」や「占い」のほか、LINEでメッセージを送ったり、送られてきたメッセージを読み上げることも可能です。同社の定額音楽配信サービス「LINE MUSIC」とも連携しているため、LINEMUSICの音楽をスピーカーで聞くことができます。更に他のスマートスピーカーにはない特徴として、赤外線機能が挙げられます。赤外線リモコンに対応したテレビやエアコンなどを音声で操作することができます。バッテリーを内蔵しているので、家の中である程度自由に動かして使うことも可能です。・ClazioClazioはタッチパネルを搭載したスマートスピーカ―です。AlexaとOK GoogleなどのAIアシストにも対応し、BluetoothやWiFi機能付きの高品質スピーカーであり、音声コントロールとタッチパネル技術にって快適なエンターテインメント環境を手に入れることができます。タッチパネル式のため、充電の持ちがよくなさそうなイメージもありますが、1回のフルチャージで6時間の音楽再生/2.5時間のビデオ再生が可能であり、もちろん充電しながらの使用もできます。まとめいかがでしたでしょうか。今回は、おうち時間を快適にするAiスマートスピーカーについて解説いたしました。コロナウイルスの影響による外出自粛で、自宅でできることなどを探している方も多いでしょう。Aiスマートスピーカーを使って、楽しく過ごしながら、このコロナウイルスとの闘いを乗り越えてい行きたいところです。Aiチョイスでは最新のAi技術にかんするコラムを随時更新しています。ご自宅での暇つぶし、知識集めにぜひご利用ください。
-
Aiニュース
交通業界でのAi活用は自動運転だけじゃない!?乗客の『便利』はチャットボットが確保!
交通、鉄道業界などにおけるAiの活用ときくと、現在何かといろいろなところで取り上げられている『自動運転技術』を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。確かに、自動運転技術が発展していくためにはAi技術が必須ではあるのですが、実は、交通業界におけるAiの活用は自動運転だけではありません。毎日多くの乗客が利用する交通業界は、常に安全であることはもちろんのこと、多くの人にとって使いやすく、親しみやすい移動手段である必要があります。そんな中、現在はJRなどにおいて、自動でお問い合わせに応答ができるAiチャットボットの活用が広がりを見せています。今回は、交通業界でのAiやチャットボットの活用事例について見ていきましょう。Aiチャットボットとは?そもそもチャットボットとは、チャット(会話)するロボットで、テキストや音声での会話を自動に行うプログラムのことを指します。Aiチャットボットは基本的に24時間365日対応が可能ですので、受付や担当がいない時間にも常時利用客の問い合わせに対応することができます。また、友人対応の際は、一度に対応できる人数も限りがありますが、Aiチャットボットであれば一度に複数の利用客の対応をすることが可能です。特に、交通業界では落とし物の対応や、乗り場の案内など、よくある質問を自動化することで人権コストの削減や業務効率化、また、利用客側も利便性が増し顧客満足度の向上にもつながるとされています。JRでのAiチャットボット活用事例この、チャットボットの活用は鉄道会社での活用が主に広がってきています。というのも、近場の移動には徒歩以外に自転車やバスなどが多用されますが、近年では遠出をする、特に同じ場所を何度も行き来する場合、公共交通機関の代表格として鉄道が使われることが多く、利用者が年々増加している為です。2018年度ではJRが95億5600万人、私鉄各社が157億1400万人、合計で252億6900万人が鉄道を利用しています。更に、2020年のオリンピックに向けて外国人観光客も増えることもあり、ますます利用者が増加することを見越して、こうしたカスタマーサービスの自動化が図られているということになります。ここからは、実際にJRで導入が開始されたAiチャットボットについて詳しく見ていきたいと思います。『えきねっと』にAi搭載で問い合わせも手続きも楽々JR東日本のインターネット予約サイト『えきねっと』は2019年2月、Q&Aサイトの『OKWAVE』を運営するオウケイウェイヴと連携し、えきねっとのサイト上にAiチャットボットを導入しました。チャットボットでは、文章等で利用客の質問を受け付け、回答データベースからAiが自動検索して質問内容に対応する回答文を表示します。例えば、チャットボット上で利用客が『割引チケットを教えて』と入力すると、『えきねっとトクだ値』へ促すリンクや、『往復割引乗車券』のリンクなどが表示されます。利用客はそこからチケット購入したり、料金を確認したりすることができるというわけです。これまで、窓口を探して駅員さんに聞いてからチケットを購入したり、ネットで買おうと思っても購入の仕方が分からず結局駅に出向いたという方もいらっしゃったのではないでしょうか。しかし、今後はネット上で質問から購入までを行うことができるようになっていますので、非常に便利です。『LINE』にAi搭載でいつでも運行状況を把握できるまた、LINEとJR東日本は2019年3月から、LINEを介して利用客に運行状況や、コインロッカーの空き状況などの情報を提供するサービスを開始しました。このサービスは、『JR東日本Chat Bot』のLINEアカウントを試験的に公開し、このアカウントを利用者が友達追加をすることで、JR東日本の路線の運行情報やコインロッカーの空き状況などを手軽かつタイムリーに見ることができるようになります。特にお子様連れのお母さん等は、運行状況がスマホで片手で確認することが出来たり、コインロッカーを探す手間がなくなったりするのはありがたいですよね。また、個人での情報把握だけではなく、グループトーク内で複数人と情報共有することも可能だということです。忘れ物の捜索や問い合わせもAiチャットボットで更に、JR西日本では『仕事が忙しくて電話が出来ないのでインターネット上から問い合わせたい』という利用者の声に応え、2018年の5月から、『お忘れ物チャットサービス』を展開しています。子供連れの方や、ついつい急いで降車した方など、一度や二度は車内に忘れ物をしたことがあるという方も少なくないのではないでしょうか。この『お忘れ物チャットサービス』は、JRお出かけネット内の『お忘れ物をしたら』のページから忘れ物の情報を入力することで、気軽に忘れ物の捜索を依頼することができます。ただし、このサービスはチャットボットで受付した内容をオペレーターに情報連携するため、捜索結果の回答や駅への連絡などは午前8時から午後10時の受付時間内のみとなるようです。Aiチャットボット活用で外国人観光客へのおもてなしJRだけでなく、私有鉄道においてもAiを活用したチャットボットのサービスが広がってきています。上記にご紹介したJRの事例は、主に日本人の利用者に対するサービスであるという印象でしたが、2020年の夏に開催予定の東京オリンピックに向けたインバウンド観光客に対するおもてなしに目を向けたのが『西武鉄道』です。それは、外国人観光客がパンフレットに記載されているQRコードを読み取り、スマートフォンから、チャット形式で問いかけると、AIが問い合わせに受け答えをしてくれるというサービスになります。チャットボットでは、無料で英語、韓国語に加えて中国語の繫体字・簡体字にも対応しており、周辺の施設や観光案内、飲食店の検索も可能です。また、簡単な質問にはAi、難しい質問は人間のオペレーターが回答するハイブリット型の運用となっています。ただ、本サービスは昨年1月から今年1月まで実証実験として西武新宿駅のみでの利用でしたが、西武鉄道は結果を踏まえて他の駅でもサービス導入を順次検討しているとのことです。まとめ今後利用者が更に増加していくのに対して、現状においても労働人口不足が叫ばれている中、Aiサービスの活用は決して利用客の利便性向上だけではありません。労働者の負担を軽減させるためにも、このようなサービスが活躍してきているのです。現段階で実証実験が行われている鉄道会社でも、将来的には様々な駅でAiやチャットボットによる問い合わせの自動化が進むことが予想されます。また、『観光立国』を目指す日本にとっては、外国人観光客へのおもてなしも急務です。こうした、Aiやチャットボットの活用により、さらに効率的かつシームレスなサービスが提供できるようになるでしょう。